プラータ王国王都プラタの地図です。
ここが皆さんの冒険の拠点となります。
★冒険者の宿"踊る野うさぎ"亭
(1)"獅子の心臓"レオンハート城
(2)賢者の塔(賢者の学院総本部)
(3)ラーダ神殿
(4)ファリス神殿
(5)マイリー神殿
(6)チャ・ザ神殿
(7)マーファ神殿
(8)ブラキ神殿
(9)ガネード神殿
(10)盗賊ギルド
現国王は獅子妃アリエス=レオンハート(人間女・43歳)です。5年前に亡くなった元国王、
ラゴス=レオンハートの遺志を継ぎ、子供たちが継ぐまではと国王を続けています。
庶民は職人区、商業地区に多く分布しています。一般に、王宮に近いほど貴族が、
遠いほど貧民層が多くなっていく構図です。
種族が入り乱れており、差別視されがちなハーフエルフですら、
(表向きは)普通に暮らせている程です。常ににぎやかで、特に商業地区にある
市場では、多くの人の活気のある様を見る事ができるでしょう。
職人区の外周近くには、「影通り」というスラム街があります。
その辺りは非常に治安が悪いのですが、闇市も開催されますから、
様々な裏の世界の情報が手に入れられるかもしれません。
盗賊ギルドの本部(表向きは雑貨店)はそこの近くにあります。
北東の司法学業区には、多くの学生たちが行き交っています。
図書館もありますし、本などの資料を扱う店も存在します。
小さなラーダ神殿の寺子屋等も散見されるでしょう。
東の外周一体は、妖魔に備える軍事区です。ここでは、王国の軍の他に、
傭兵ギルドも併設されています。南東の一帯はそういった者達が集まり、
自然と冒険者の宿も多く集まるようになりました。
女亭主のグレイス=サンダーランド(人間女・45歳)と、その夫のアックス=サンダーランド(ドワーフ男・40歳)が切り盛りしています。
駆け出し冒険者たちにも優しく、時に厳しく、仕事を斡旋してくれる家庭的な冒険者の宿です。宿の1階は酒場になっており、宿は2階になっています。
あなたたち冒険者のスタートは、いつもここから始まります。冒険の拠点にもなりますので、
しっかりと覚えておいて下さいね。
プラータ王国を統べる白い壁と青い屋根の雄雄しい城です。レオンハートという名前から、
獅子をそこかしこの装飾に用いています。ですが、他国に比べると、
その装飾は決して派手ではなく、むしろ質素なほどです。
これは、プラータ王国の昔からの王族のならわしであり、
庶民へ少しでも還元する為だといわれています。
王宮の詳細な設定はこちらをご覧下さい。
創設者にして最高導師カーン=マクスウェル(人間男・年齢不詳)が統べる、
多くの魔法使いたちの所属する賢者の学院の総本山です。
高い三角塔は王宮に匹敵するほど高く、カーンは頂上にて指揮を取っているといわれています。
年表にもあるように、アレクラスト大陸とは別の道を歩んでいます。
彼らはその成り立ちから魔法によって慢心しなかった為、
魔法を使えない者との共存をしていきました。
その中で、学術としてより魔法を使えるようにすべきではないか、
また、一人でも間違った使い方をする者をがいれば大惨事になりかねない、
と考えたカーンは、この賢者の学院を創設するに至ったのです。
賢者の学院では多くの魔法使いを学生として所属させ、監視・管理しています。
所属している学生は教師となる導師の下につき、勉学に励むのです。
また、所属しているものの恩恵として、学院に来れば、
マジックアイテムや古代遺跡の知識を資料を使って調べたり、
専門の導師に情報を聞いたりすることが出来るようになります。
王宮とも良好な関係を築いており、宮廷魔法使いを派遣したり、
特にカーンはご意見番の一人として良き相談者となっています。
ラーダ神殿とも表向きは良好な関係と見せていますが、
知識の相違などで、内部では対立も珍しくない様子です。
知識神ラーダの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
ラーダを国教としているので、当然ラーダの神殿はかなり大きなものとなっています。
ですが、元々ラーダは異教にも寛容なので(様々な価値観があることで学びも深いと考えます)、
特に異教に関して干渉したりはしません。
知識を持ち賢くある事を至高とするラーダでは、積極的に民衆に読み書き計算の基本的な学びを、
多く建てた小さな神殿を寺子屋のようにして広めています。
そのため、プラータ王国の識字率はレイムーン地方でも随一です。
もちろん種族差なく教えてくれるため、各国から学ぶ為に人が集まるといわれています。
最高司祭は王宮にも通い、フェレス王女の家庭教師を務めていますが、彼女の勉強嫌いに手を焼いている様子です。
また、王宮のご意見番の一人として女王の良き相談相手にもなっています。
戦神マイリーの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
王都プラタでは中規模の神殿を構えています。戦いを至高とするマイリーでは、
戦士たちから多くの支持を得ています。また、この国の学びの性質から、
マイリー神殿の管理する剣術道場も存在しています。
幸福神チャ・ザの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
王都プラタでは中規模の神殿を構えています。
商いの神でもあるチャ・ザは商人たちに多くの支持を集めており、
経済を活性化するための努力を惜しみません。
国の性質から、商人になりたい者が学べる私塾も存在するようです。
聖神ファリスの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
王都プラタでは小規模の神殿を構えています。正義と秩序を重んじる神ですが、
その性質から本当にその声を聞き、神聖魔法を使えるようになった者はごくわずかです。
多くは腐敗してしまっており、むしろ司法を定める法学者が多くいる状態となっています。
大地母神マーファの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
王都プラタでは小規模の神殿を構えています。
豊穣神でもあり自然であることをなによりだと考えるマーファは、
庶民、特に貧民層や農民に支持を集めています。
火神ブラキの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
王都プラタでは極小規模の神殿を構えています。
鍛冶と火の神であるブラキは、ドワーフの国であるラピス王国の国教ですが、
プラータ王国では小さなものとなっています。主にドワーフとオーク、
職人から支持を集めています。
匠神ガネードの記述に関しては、こちらを参考にして下さい。
王都プラタでは極小規模の神殿を構えています。
匠の神ガネードは技術と賭博の神とされる為、ゲン担ぎに盗賊が信仰する事が多いようです。
そのため、光の神について戦った神ではあるのですが、
あまり民に好意的に取られない神でもあります。
盗賊ギルドは犯罪者集団です。中でもプラータ王国では規模が大きく、
組織人数は2000人ほど、王都プラタだけでも600~700人はいるといわれています。
とはいえ、決して治安を悪くしているわけではありません。むしろ、
管理しにくいならず者達をうまく管理し、王宮にも一目置かれているからこその
組織力・運営力があるためです。
この盗賊ギルドを統べるのは、ギルド長"鼠の長"ナハトです。
もちろん偽名で、本名は誰も知りません。
ナハトは最初、後述する乞食情報部門(いわゆる"鼠")の所属長でした。
その生業から組織でも下と見られ、冷遇されていましたが、
彼の狡猾な頭脳と決断力、柔和な顔つきと雰囲気で、
次々と味方を獲得し、数々の人望を得、ギルド長にのし上がったのです。
彼の方針は非常に明快かつモラルが高く、「暗殺部門以外の殺人の不許可」
「強盗は認めない」等のルールを設けています。
これは王宮へのアピールもありますが、
最終的に共存に向かう為、辿り着いた運営方法だったともいえます。
また、彼は義理人情にも厚く、恩を受けた事は必ず返す主義です。
このような方針のため、王宮は盗賊ギルドを黙認している状態です。